FPSゲームをプレイし始めると、必ずはじめに大きな壁にぶち当たります。それは「撃ち合いに勝てないこと」です。
筆者は、10年前のサドンアタックに始まり、APEX・タルコフ・ヴァロラントと、これまで様々なFPSゲームをプレイしてきました。そのなかで色んなプレイヤーと知り合いましたが、みんな同じように「初心者時代はとにかく撃ち合いが勝てなかった」と言います。
しかしそんな撃ち合いが苦手なFPS初心者も、気づいたら打ち勝てるようになっており、別タイトルに移行した際には、ちゃっかり初心者鯖で無双し始めるのです。
もちろんFPSゲームの慣れもありますが、それ以上に大きな要因となっているのが「ゲーミングデバイスの導入」です。
あくまで筆者の周りの話ではありますが、ゲーミングデバイスを導入したことで、FPSゲームで才能を発揮し始めるプレイヤーが多いです。
そりゃそうですよね、、
FPS60の家庭用PCでプレイしている人と、最新グラボを搭載したガチガチのゲーミングPCでプレイしている人、どちらが有利かは言うまでもありません。
つまりFPS初心者を脱却するには、まずゲーミングデバイスの導入が必須というわけです。
いくらFPSで有利な立ち回りが出来たとしても、そもそも環境が整っていないと撃ち合いに負けてしまう可能性が高いので、どんなスキルやテクニックを身につけるよりも、まずはゲーミングデバイスの導入を検討しましょう。
- FPSがなかなか上手くならない
- そもそも撃ち合いに勝てない
このようなお悩みを抱えているFPS初心者プレイヤーの方は、まずは基盤をしっかりさせるためにゲーミングデバイスを導入しましょう。そしてしっかりと初心者相手に撃ち勝てるようになってからスキルやテクニックを覚えましょう。
単純にゲーミングデバイスを導入するだけで、ゲーミングデバイスを導入していない初心者よりも確実に強くなるので、手っ取り早く初心者を脱却できます。
というわけで本記事では導入すべき各ゲーミングデバイスを紹介していきます!
目次
FPS初心者脱却の鍵はゲーミングデバイス
そもそもなぜゲーミングデバイスを導入するだけで初心者を脱却できるのか?って話ですが、理由はシンプルで撃ち合いが有利になるからです。
ではなぜ撃ち合いが有利になるのか?と言うと、ゲーミングデバイスを導入することで下記のような恩恵を得られるからです。
- フレームレートが上がる(ゲーミングモニター)
- 射撃精度が上がる(ゲーミングマウス&マウスパッド)
- 音の方向が分かる(サウンドカード&ヘッドセット)
1秒間に表示されるコマ数が増える。例えば60枚の画像で動きを表現するのと、120枚の画像で動きを表現するのでは、後者の方が細かい部分まで表現できます。相手の動きが滑らかに見えるため、撃ち合いが有利になります。
ゲーミングマウスはエイム力に重きを置いた設計のマウス。ソール部分や形状・重量などにこだわりがあり、通常のマウスよりもエイム力が向上する。またゲーミングマウスパッドはマウスをピタッと止めることができるので、通常のマウスパッドよりも射撃精度が上がります。
バーチャルサラウンド対応のサウンドカードを導入することで音の方向が分かりやすくなる。また遮音性の高いヘッドセットやイヤホンを使うことで小さな足音に気づくことができます。
どんなスキルやテクニックよりもゲーミングデバイスの導入の方が重要だと言った理由が分かりますよね。こういった恩恵を得られるので、上を目指すのであればゲーミングデバイスの導入は必須になります。
しかし!
忘れてはいけないのがゲーミングデバイス導入のデメリットです。それは価格がめっちゃ高いことです。。今まで黙っていてごめんなさい。。
しかもゲーミングデバイスって、使ったことない人からすれば「本当にこの値段に見合った効果はあるの?」って思っちゃいますよね。私も思ってました。マウスに1万円って金銭感覚おかしいやんけ!!って。
だけどそんな私も今では、、
すっかりゲーミングデバイスの虜になっちゃいました。てへ。
そんなゲーミングデバイスのもう1つのデメリットは、全部揃えたくなっちゃうことです。これはもちろん人によるんですけど、実際に「ディドロ効果」と呼ばれる心理作用が働いています。
例えば筋トレにハマって鉄アレイを買ったところ、ついついダンベルやバーベルなどの筋トレ機材を揃えてしまったり、それだけでなく筋トレ用のウェアを買ったり、プロテインのシェイカーを買ったりして、筋トレに関連したグッズを一式揃えてしまう、、みたいな現象です。
理想的な価値を持ったモノを手に入れると、他のモノもその価値に合わせようとする心理だそうで。
実際にゲーミングデバイスも使ってみて効果を感じると、沼にはまります。筆者はどちらかと言えば節約好きなのですが、ゲーミングデバイスにはガンガンお金を使っちゃってました。ゲーミングキーボードなんて、ぶっちゃけ無くても困らないデバイスなのに気づいたら買っちゃってたし。行動心理恐ろしや。
FPS初心者が買うべきゲーミングデバイス
というわけでFPS初心者が導入すべき各ゲーミングデバイスを紹介します。
と言ってもゲーミングデバイスは種類が多いので、プロゲーマーの使用者が多いデバイスをメインにピックアップしていこうと思います。
こちらの項目はかなり長いので、時間の無い方は「初心者が買うべきゲーミングデバイス一覧表」まで飛んで、一気にチェックしてみてください!
マウス
まずはエイム力向上に期待できるゲーミングマウスです。ゲーミングマウスと言えば「Logicool G Pro Wireless」が王道です。プロアマ問わず使用者が非常に多いゲーミングマウスとなっております。
価格は15,000円~20,000円ほどの超高価格ですが、評判も抜群に良いのでおすすめ。最近では後続モデルの「Logicool G Pro X Superlight」も登場しています。
価格がほとんど同じなので、基本的には強化された後続モデルの方がおすすめです。
ちなみに個人的におすすめなのは「Logicool G703h」です。こちらは言わずと知れたAPEX最強プレイヤーRASさんが使用しているゲーミングマウスです。
筆者も実際に使っておりますが、かなり使いやすいのでおすすめです。G Proよりも大きくて重いので、軽い方が良いのであれば素直にG Proを選びましょう。ちなみにG703hの価格は10,000円前後です。
マウスパッド
エイムを狙った場所で止めるにはゲーミングマウスパッドが必要です。マウスパッドもいくつかの定番商品が存在しており、中でもロジクールの「G640r」は一番人気の製品です。
価格は3,000円~4,000円ほどなので、ゲーミングデバイスの中では比較的安い。ちなみにクオリティの高さで有名なのが「ARTISAN」のマウスパッドです。
筆者はARTISANの代表パッド「零」も「飛燕」も使ったことがあります。ARTISANのマウスパッドは素材やサイズが細かく分かれており、自分に合ったマウスパッドを選ぶことができます。
またG640rが流行る前に一番人気だったマウスパッドが「SteelSeries」です。
こちらは10年ぐらい前に筆者がFPSゲームを始めた時から販売されているマウスパッドで、いまだに購入者が多い伝説のシリーズです。G640rやARTISANのマウスパッドよりも1,000円以上安いので、とりあえずお試し購入するならこっちの方がいいかも。
キーボード
キーの同時入力対応や入力速度が向上するゲーミングキーボードです。キーボードは「赤軸」とか「青軸」とか色々とありますが、ゲームに使うなら赤軸がおすすめです。赤軸はキーが軽いので入力が速いですしタイピング音も静かです。こちらもロジクールの「Logicool G Pro X」が人気です。
価格は15,000円前後とやや高めですが、使用者が多く評判も良いのでおすすめ。
また評判の良さで言えば「HyperX Alloy FPS Pro 赤軸」もおすすめです。こちらは筆者も愛用しているゲーミングキーボード。
こちらも13,000円ぐらいしていましたが、現在は値下がりして9,000円ほどで売られています。
どちらもテンキーレスで横幅が狭いので、大きめのマウスパッドを置くことが出来ます。
モニター
高フレームレートでゲームをプレイするには高リフレッシュレートのゲーミングモニターが必要です。商品ページに書いてある「120Hz」や「165Hz」などの表記がリフレッシュレートと呼ばれる値になります。120Hzのモニターを買えば120フレームレートでゲームができます。FPSゲームの撃ち合いは最低でも120フレームレートは欲しいので、120Hz以上のゲーミングモニターの導入は必須です。プロに多いのは「BenQ XL2540」です。
こちらは240Hz出る最上位レベルのゲーミングモニターです。価格が5万円以上もするので、正直無理してこれを買う必要はありません。240Hzでゲームをプレイするには240フレームレートが出るレベルのグラフィックボードが必要になりますからね。筆者が使っている165Hzの「VG258QR」なんかが丁度良いと思います。
価格は25,000円前後なのでリーズナブルですし、保証期間も長いのでおすすめです。ゲームに関しては、とりあえず165Hz出るので問題ないでしょう。
サウンドカード
音の方向が分かるようになるバーチャルサラウンド機能が使えるのがサウンドカードです。一番人気は「MixAmp Pro TR」です。
こちらは多くのプロゲーマー・ストリーマーが使用している定番のサウンドカードで、価格は15,000円ほどです。
また一部のユーザーはMixAmp Pro TRではなく「GSX1000」を使っています。
こちらは価格が25,000円もしますが、性能は間違いありません。敵の足音の方向がしっかりと分かりますし、スピーカーとイヤホンをワンタッチで切り替えられる便利な機能も搭載されています。
ヘッドセット
耳から細かい情報を得るためには遮音性の高いヘッドホンが必要です。またボイスチャットを使うのであればヘッドセットを選ぶ必要があります。
ヘッドセットと言えば、こちらもまたロジクール製品の「Logicool G Pro X」が人気です。キーボードと同じ名称ですが、こちらは無線のゲーミングヘッドセットとなっております。
価格は15,000円前後とかなり高めに思えますが、ゲーミングヘッドホン・イヤホンの中ではミドルクラス。もっと高い製品は3万円を超えたりしますからね。
筆者のおすすめは、長い間ランキング上位に君臨している「HyperX Cloud II」です。
ワイヤレスモデルの発売も発表されたこちらのヘッドセットですが、価格は8,000円ほどなのでG Pro Xよりもかなり安いです。なんと言っても耳が疲れにくいヘッドセットで、プロゲーマー・ストリーマーにも愛用者が多い製品です。
イヤホン
ヘッドホンで頭痛がしてしまったり耳が疲れてしまう人は、ゲーミングイヤホンを選びましょう。ゲーミングイヤホンには3つの定番製品があります。
上から「SE215」「IE 40 PRO」「QC20」です。
SE215とIE 40 PROが10,000円~15,000円ほどで、QC20が25,000円ほどです。
筆者はSE215とIE 40 PROを買いましたが、結局IE 40 PROの方に落ち着きました。
日本のAmazonで人気が高いのは「HyperX Cloud Earbuds」です。
価格は5,000円ほどですが、SE215やIE 40 PROよりはFPSに向いていませんでした。その代わり耳が全く疲れないので長時間の使用に向いています。
5,000円の価格帯で言えば「CX100」が一番おすすめです。
TSMのインペリアルハル氏愛用の4,000円イヤホンです。APEXでの話になりますが、音の聞こえる範囲が非常に広く、遠くの蘇生音やケアパケ音が聞こえます。まずは安いイヤホンを試してみたいと言う方がいれば、CX100が値段的にも性能的にもおすすめ。
マイク
ヘッドセットではなくイヤホン使用者がボイスチャットをする場合はマイクを用意する必要があります。定番は「AT2020」です。
価格は10,000円ほどです。有名なストリーマーなんかも使っているコンデンサーマイクなので、とりあえずこれを選んでおけばよいかと。
アームカバー
マウスパッドが汚れないように、また滑りが一定になるアームカバーもおすすめです。プロゲーマーが監修している「AIMCOVER MK-2」が有名です。
だけどここまで高いアームカバーを選ぶ必要はなくて、個人的には安物を消耗品として使うのがおすすめです。
初心者が買うべきゲーミングデバイス一覧表
デバイス紹介部分がかなり長くなっちゃったので、分かりやすく表でまとめてみました。
デバイス | 製品名 | 参考価格 |
---|---|---|
マウス | G PRO Wireless 人気! |
16,000円 |
マウス | G PRO X SUPERLIGHT | 18,000円 |
マウス | G703h | 10,000円 |
マウスパッド | G640r 人気! |
3,500円 |
マウスパッド | ARTISAN 零 | 3,000円 |
マウスパッド | ARTISAN 飛燕 | 3,000円 |
マウスパッド | QcK+ | 3,000円 |
マウスパッド | QcK Heavy | 3,000円 |
キーボード | G Pro X 人気! |
15,000円 |
キーボード | HyperX Alloy FPS Pro | 9,000円 |
モニター | BenQ XL2546 | 65,000円 |
モニター | VG258QR おすすめ! |
30,000円 |
サウンドカード | MixAmp Pro TR 人気! |
15,000円 |
サウンドカード | GSX 1000 | 25,000円 |
ヘッドセット | G Pro X 人気! |
15,000円 |
ヘッドセット | HyperX Cloud II | 8,000円 |
イヤホン | SE215 人気! |
13,000円 |
イヤホン | IE 40 PRO おすすめ! |
15,000円 |
イヤホン | QuietComfort 20 | 25,000円 |
イヤホン | Cloud Earbuds 人気! |
5,000円 |
イヤホン | CX 100 | 4,000円 |
マイク | AT2020 | 10,000円 |
アームカバー | AIMCOVER | 5,000円 |
アームカバー | Eadali | 1,000円 |
ゲーミングデバイスの優先順位
これだけのゲーミングデバイスを一気に買うのは経済的に厳しいですよね。というわけで優先順位を付けてみました。まずは上位のデバイスだけでも導入してみてください。
ランク1 必須アイテム |
---|
モニター…撃ち合いの勝率が跳ね上がる。絶対に買うべき。 マウス…下手すれば何年間も使うことになる。特定のマウスに慣れるとエイムが安定するので早めに買うべき。 マウスパッド…マウスを買うなら絶対に一緒に買うべき。狙った場所で照準をピタッと止められるようになる。 サウンドカード…音の聞こえる範囲が広くなり、方向が分かりやすくなる。買うだけでFPSが強くなると言っても過言ではない。 |
ランク2 できれば欲しい |
ヘッドセット…ゲーミングヘッドセットがあれば勝率が上がる。 イヤホン…イヤホンも同じ。音を聞き逃さなくなるので勝率が上がる。 |
ランク3 あとでいい |
キーボード…入力が速くなったり、タッチ音が静かになったり、しっかりと恩恵はあるものの、他のデバイスほどゲームの強さに直結しない。 マイク…音質にこだわらないのであれば安物でも問題ない。 アームカバー…無くても問題ない。 |
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まとめ
というわけでFPS初心者向けにゲーミングデバイスを紹介してみました。
筆者はゲーミングデバイスを導入してから確実に強くなったので、なかなか撃ち合いに勝てない方は、ぜひぜひお試しください!